TVドラマ「正直不動産」は第4回の放送を終えて、ネットでの評判はまずまずのようだ。
ワタクシも録画して毎回観ている。
不動産業界の仕組みは、素人には気付きにくいし、わからないことが多々ある。
多くの人は、家を借りたり買ったりする機会が一生のうちに数えるほどしかないので当然だろう。
ドラマを面白くするために、そんな素人(視聴者)に業界の中身や用語を説明する必要があり、新米大家のワタクシにっても学びになる点が多い。
原作も最新刊の14巻まですべて揃えているけど、ドラマにはドラマの面白さがあるし、出演者が豪華で観ていて楽しい。
不動産会社の社員が主役なので、プロ側の視点で描かれている。そのため、何が売上に直結するか、担当者さんの成績に直結するかが手にとるようにわかる。
自分の2号物件を入居付をお願いしているので、入居者さんだけでなく、仲介さんにとってのメリットを考える必要がある。
賃貸の場合、売上が計上されるのは実際に成約まで至った仲介さんだけだ。
複数の仲介さんにお願いしているので、内見の案内やポータルサイトへの掲載は、その工数や人件費がかかるだけで、収支としてはマイナスだろう。
プラスにするには、成約まで漕ぎ着ける必要があるし、マイナス分を補うだけの仲介手数料を、大家や入居者さんから得る必要がある。
そういうビジネスモデルだ。
ワタクシにできることは、手数料を多めに支払うこと、マイソクを作りやすく情報や写真を提供することぐらいかなー?
ドラマを観ながら、そんなことをつい考えてしまう。
『正直不動産』で取り上げられたテーマのうち24テーマについて宅建業者のTwitter集団によるリアルな会話が書籍になっている。本音トーク(と思われる内容)がとっても参考になったし、少しでも業界を理解できるのでオススメだ。
仲介さんに失礼なく気持ちよく仕事をしてほしいと思うけど、気付かないところでやらかしている自分がいるんだろうなー、たぶん。
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