気分が乗らない日 『雨の日には車をみがいて』

昨日より弱まったものの、まだ雨が降り続いている。

なんだか今日は気分が乗らない。Google AdSenseの審査に落ちた話を書こうと思ったけど、やっぱりやめた。

たま~に、こんなふうに気分が乗らない日もある。

というわけで、不動産とまったく関係がない話をダラダラ書く回です。興味がない方ごめんなさい。

 

降り続く雨の中、ふと『雨の日には車をみがいて』という本を思い出した。

けっこう好きな本だった。古い本だ。読んだのは社会人になって間もない頃だったので、25年くらい前だろう。今調べてみたら1988年に刊行された本だった。

内容は、外国車と女性を題材にした短編集で、9台の車と9人の女性を巡る9つの短編小説で構成されている。著者は五木寛之さん。

25年前ともなると私はさすがに若く、外国車や女性に興味があった頃だ。中でもとても好きな話があったけどどれかが思い出せない。BMW2000CSだったかなー?

私は外国車が好きで、PEUGEOT、OPEL、BMW、VWなどを乗り継いできた。MINI、Alfa Romeo、CITROEN、Audi、LANCIAなども検討したけど、購入には至らなかった。

経済的な面だけを考えると、当時の浪費が未来の不動産投資の種銭を奪っていたことになる。でも不思議と後悔はしていない。これらの車はとても良い体験と思い出を私に残してくれた。左ハンドルのMT車とか、やっぱり楽しかった。駐車場精算機では苦労した(笑)

『雨の日には車をみがいて』 は当時ブックオフで購入した。それを求めてショップに行ったわけではなく、タイトルに惹かれて手に取った記憶がある。100円か200円で販売されていて、ちょっと表紙が擦れていた文庫本だった。

読み始めるとおもしろくて、あっと言う間に読み終わった。その後五木寛之さんの別の著書も読んでみたが、ぜんぜん違った。 『雨の日には車をみがいて』 のようにのめり込むような読み方はできなかった。

私が買った『雨の日には車をみがいて』 は、その後、サッカー仲間の後輩の手に渡ることになった。

後輩が足の手術で入院した時に、退屈するだろうと思い、表紙の擦れた文庫本を「これ、あげるよ」と見舞品代わりに渡してきたのだ。

後輩には当時本を読む習慣がなかったらしい。でも、あまりに退屈な入院生活だったので、私から受け取った本を読んでみた。そしてハマった。

「あれから本を読むようになりました。感謝しています。」と退院した後輩に言われた時は、妙にうれしかった。

なんだか『雨の日には車をみがいて』を、また読みたくなった。

そんな気分が乗らない今日の一日。

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