いつもなら手に取らない本だけど、図書館で借りてみた。
この本『小説に書けなかった自伝 新田次郎(著)』は、芦沢晃先生が健美家コラムで紹介されていたからだ。
芦沢先生には5月14日の千葉モノレールイベントで実際にお会いし、健美家ラジオでの週一放送を聴いて、真面目で裏表のないその人となりと生き様に惹かれてしまった。
サラリーマンの本業をこなしながら副業で小説を書く生きざまが、赤裸々に描かれています。
人生の応援となる糧が凝縮されているサラリーマン大家さんにお薦めの作品。
https://www.kenbiya.com/ar/cl/asizawa/29.html 芦沢晃先生の健美家コラムより
理系・文系問わず、サラリーマン副業の心のバイブルともいえましょう!
昼間働いて、夜書く
著者の新田次郎先生のように、芦沢先生ご自身もサラリーマンの本業をこなしながら副業で執筆活動をされていた。
芦沢先生は往復4時間の通勤電車の中で執筆投稿を続けていたとのことだ。ご本人曰く「趣味であり好きなことを続けていただけ」とコメントされていたものの、簡単に真似できることではない。本当に頭が下がる。
新田次郎先生は、本業では残業をされなかったようだ。帰宅して夕飯を済ませた後は書斎に閉じこもり執筆活動をされていたとのこと(息子さんのあとがきより)
そんな新田先生の本を読んで思い出したのが本多静六先生だ。
倹約家で有名な本多先生も執筆活動をされていたことを思い出した。
「 昼間働いて、夜書く 」という文字で書けばシンプルな本業と副業の時間管理方法。
これを実践するこがどれだけ大変かは、毎日ヒーヒー言いながらたったこれだけのブログを書き続けているワタクシには痛いほどわかる。
『小説に書けなかった自伝』の新田先生の経験談、芦沢先生が実践されていた行動が私の励みになっていくことは間違いない。
このブログぐらいで、へこたれている自分に喝を与えてくれる。
あとがきは、新田先生の奥様と息子さん(お二人共執筆活動をされている)が書かれていて面白かった。第三者が著者を語るタイプのあとがきを読むのが好きだ。
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