『夢と金(西野亮廣)』読了

何かが間違っている。

技術系の勤め人として仕事を約30年続けてきた私は、これまでは順調だった。しかし、未来も安泰とは言い切れない状況を迎えているような気がする。

私たちはお客様の期待を上回ることが求められている。 お客様がまだ気づいていないニーズを先取りし、それを実現するための技術を開発する必要がある。

技術を追い求めることは一時的には間違っていない。でもお客様がその価値に気付かないような技術レベルまでを商品に取り入れる必要があるのか?

今私が進めている仕事の方向性には、なにか間違っている点があるのかもしれない。

本書の『歴史大敗から学ぶ「ハイスペック」と「オーバースペック」』には、そんな日本の技術者が陥りがちな落とし穴が、携帯電話を過去の事例として語られていた。

西野亮廣さんの著書『夢と金』には、このようなハッとさせられるポイントがいくつも散りばめられている。

私にとっては仕事を見つめ直す一つのきっかけになったけど、お金の教育という点で老若男女問わず誰でも学ぶことができる内容だと思う。

妻や子供たちにも薦めたいけど「お父さんは洗脳されている」と言われるのがオチだ。だから強くは薦めていない。

リビングに忘れたふりをして、本をこっそり置いておくことにした。家族にも読んで欲しいと願う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました