2026年。
集合住宅の購入を目標にした。
戸建て7棟を所有している。
だが、アパートオーナーへの道は遠い。
いまだに買えていない。
先週のこと。
ポータルサイトに衝撃の物件が出た。
4戸アパートが2棟セット。
「これだ」と直感。
画面に吸い寄せられた。
時間は深夜。電話は厳しい。
震える指でメールを叩き込む。
同時に信金にも資料を送る。
「これ、いくから」
興奮で寝付けない夜。
翌日。
勤め人の仕事をこなしつつ、隙を見て電話。
「昨日のメールの件ですが!」
仲介業者の声は冷ややか。
「あ、それ。今日の午後、内見入ってますよ」
心臓が跳ねる。
「週末なら内見できますか?」
そんな問いかけ、戦場ではゴミ同然。
ライバルは平日の真昼間に動いている。
結果。
平日の午後に内見した猛者が、その場で決めた。
一瞬で終了。
めっちゃ早い。
あまりにも早い。
やっぱりあの物件、お宝だった。
魅力的だったのは私だけではない。
悔しい。
だが、悔やんでも物件は戻らない。
ふと、自分の財布をのぞく。
今、キャッシュがない。
7号物件のリフォームに全力を注いでいる。
軍資金は底をつきかけている。
なのになぜ、私は問い合わせたのか。
それほどまでに物件が光っていた。
不動産には、理性を狂わせる魔力がある。
逆に、もし買えていたら?
シミュレーションを回す。
フルローンでなければ回らない。
手元の現金はほぼゼロ。
融資が通らなければ、ただの冷やかし。
通ったとしても、綱渡りの経営。
「これはこれで、良かったのかもしれない」
そう自分に言い聞かせる。
酸っぱい葡萄。負け惜しみ。
でも、そう思わないとやってられない。
不動産は難しい。
スピード。決断力。そして、圧倒的な資金力。
どれが欠けても、マッハで消える優良物件には届かない。
平日に動けるフットワーク。
迷わず突っ込める筋肉。
私に足りないものが浮き彫りになった。
次は逃さない。
いや、その前に。
まずは7号物件を完成させよう。
家賃収入という血肉を蓄えよう。
戦場に戻るのは、それからだ。
いい物件は、週末まで待ってくれない。
平日に動ける体と、属性を磨け。
不動産の神様は、容赦なく試練を与えてくる。

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