「先日価格を下げたばかりの物件なので、これ以上の値下げ交渉は厳しいです」
内見開始1分で、仲介さんが真顔でこう言った。
いや、わかってるよ?あなたの立場も。でも、私だってプロ(?)なので。
で、その場で私は──
さらに30%引いた価格で買付をブッ込んだのだ。
いやね、ただの無謀な指値じゃないんだ。私だって人の心くらいは読める。
この物件、つい先日「22%値下げ」したばかりとのこと。
ってことは…私の提示価格は、元の価格から言えば約半額。はい、出血大サービス。
普通なら「は?正気ですか?」って言われるレベルの買付だ。
でも私は、事前にちゃんと聞いた。
「この価格帯、売主さんに出すだけ無駄ですか?」と。
すると仲介さん、「上長に相談してみます」と。
──お、これはゼロ回答じゃない!ってことで、買付証明書を預けることになった。
さらに聞くと、なんと!
私が初の内見者かつ、初の買付提出者とのこと。つまり、1番手!
もちろん、契約不適合責任は免責、残置物もこちらで処分、測量も不要。
「一切文句は言いませんから、安く売ってください」セットだ。
欲しがってる感は、全開で隠しているつもり(逆心理戦)。
が、しかし。ここで仲介さんの声が。
「問い合わせは多く、内見の予約も入っています」
……出たよ、ライバル多発パターン。
経験上、このあと**満額指値で“2番手からの逆転劇”**が起きるやつだ。
でも今回は違う。私はもうブレない。
「よそが満額出しても、こっちは動かん!」の精神。
そもそも、私の基準を超えてまで買う価値はない。
私のルールを守れなきゃ、買えなくてもいい。
さあ、勝負はここから。
市場 vs 私の指値。
売主の心を射抜けるか。ライバルの満額攻撃に耐えられるか。
この続きは次回、「買えたら奇跡」編で。
コメント