週末は自分のDIY。
平日は強力な助っ人、パイセンを投入。
この二段構えで、7号物件のリフォームは驚くほど順調だ。
現場がどんどん綺麗になっていく。
この達成感は、何度味わってもたまらない。
詳しい進捗は、また改めてブログに書きたい。
が、今、私の前に巨大な「敵」が立ちはだかっている。
壁ではない。
床でもない。
「畳」だ。
今回の敵は、合計10.5帖。
そのうち1帖は、現代の産物「スタイロ畳」だった。
これはまだいい。
DIYの材料として使い道がある。
断熱材代わりにしたり、ちょっとした丸ノコ作業の下地にしたり。
用途が広がる素材だ。
問題は、残り9.5帖。
中身がぎっしり詰まった、いわゆる「本畳」だ。
これがとにかく、笑っちゃうくらい重い。
長年の湿気を吸い込んだ本畳は、もはや床材ではない。
ただの「巨大な漬物石」だ。
一枚動かすだけで、腰が悲鳴を上げる。
まずは、お決まりの「ジモティー」で里親を探してみた。
「無料!引き取り限定!」
速攻で1件の問い合わせが来た。
小躍りしたのも束の間。
「すいません、サイズが合わないので諦めます」
非情な通知だ。
ここで全DIY大家を代表して叫びたい。
畳のサイズは、なぜこれほどまでにバラバラなのか。
京間、中京間、江戸間、団地間。
なぜここまで規格が乱立しているのか。
畳のサイズも「これ一択」と誰か決めてほしい。
パズルなら「形が合わない」のも楽しみの一つだ。
だが、畳でそれをやられると、ただの巨大な粗大ゴミが残るだけ。
マッチングの神様は、今回ばかりは微笑んでくれなかった。
思えば、1号物件の時もそうだった。
あの時は、なんと20帖以上の畳があった。
若気の至りで、すべて自力で解体して「一般ゴミ」として捨てた。
丸ノコを手に、埃まみれになりながら畳と格闘した日々。
カットしてもカットしても終わらない。
中から出てくる謎の藁(わら)と、数十年分の歴史が詰まった埃。
終わった頃には握力が消えた。
数日間は箸を持つ手が震えていた。

あの地獄を、もう一度味わうのか。
想像するだけで、膝が笑い出す。
となると、業者に処分を依頼するしかない。
相場を調べてみる。
1帖あたり、処分代は2,000円から3,000円といったところか。
9.5帖なら、ざっくり2万円から3万円弱。
「3万円あれば、グラインダーが買える」
「3万円あれば、ちょっと良いアクセントクロスが貼れる」
そんなケチな……いや、合理的な思考が頭をよぎる。
しかし、あの腰を砕きに来る本畳の重さを考える。
3万円で「自由な時間と健康な腰」を買うのは、実は安いのではないか。
大家業は、華やかな家賃収入の裏で、常に「ゴミと金と労働」の天秤にかけられる。
自分で切るか、金を払うか。
まさに究極の選択だ。
結局、今の私は重い畳を眺めて立ち尽くしている。
誰か、この9.5帖の漬物石を、笑顔で引き取ってくれる奇特な方はいないだろうか。
あるいは、一瞬で畳を消し去る魔法を使える人はいないだろうか。

コメント