1週間前に契約した6号物件。昨日はその「手付金振込」という一大イベントをこなした。
――といっても、銀行に駆け込むわけでもなく、自宅のPCからポチポチ。そう、ネット銀行さまさまの時代である。もはや振込のためにATMに並ぶ必要はない。むしろ物件でのリフォーム作業の合間に「数十万円送金」なんて芸当ができてしまうのだから、本当に便利になったものだ。
さて、この6号物件。売主様が当日同席できなかったため、契約書へのサインは後日となった。つまり「契約完了!」から「振込実行!」までにタイムラグが発生。その間、私のドキドキは小刻みに続いたわけである。
一方で、裏方の信金さんからはこんな一言。
「9月10日決済は…ちょっと審査が間に合わないかもしれません」
おっと、出ました“金融機関あるある”!契約書の日付は堂々と記載されているが、現実はいつも調整だらけだ。
売主様に伝えたところ、「じゃあ延長合意書を作りたい」とのこと。うん、確かに日付が見えないのは不安だよね。気持ちはわかる。ここは誠意の見せどころだ。
というわけで、月曜の勤め人昼休み。ランチそっちのけで信金担当さんに電話した。返ってきた答えはこうだ。
「融資のOK/NG判断は8月末までに。決済は9月17日までにはいけるでしょう」
よし、これで一安心。さっそく仲介さんに伝えると、「キャンセル云々ではなく、売主さんはとにかくスケジュールを可視化したいらしい」とのこと。なるほど、確かに“予定は未定”と言われるよりは、紙にどーんと「9月17日」と書かれていた方が安心する。
結局のところ、私の仕事は融資付けでもDIYでもなく、こういう「不安を取り除く調整役」だったりする。大家業って、家賃収入を得るだけじゃなく、売主・金融機関・仲介・入居者さん――全員の“気持ち”を調整していく職業なんだと、改めて痛感した一日だった。
それにしても、振込は日曜にスマホでポチッと済ませ、翌月曜は昼休みに信金へ電話。休日に大金を飛ばし、平日にランチを後回しにして調整。休日も平日も、気づけば物件に振り回されっぱなしだ。
6号物件よ、これからよろしく頼むぞ!
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