『俺は中小企業のおやじ』読了、事業主の心得が詰まった一冊

今回は、スズキ自動車のカリスマ会長・鈴木修さんによる著書『俺は中小企業のおやじ』を読んで、深く感動しつつ、なぜか自分の大家業に喝が入った話をお届けする。

この本の著者、やっぱり只者じゃない

まずタイトルからして、いきなりグッとくる。

『俺は中小企業のおやじ』

「社長」とか「会長」とかじゃなくて、「おやじ」なんだよな。

しかも著者は、つい先日惜しまれつつ亡くなられたスズキの会長、鈴木修さん。軽自動車で日本中の道路を席巻した、あのスズキ。存在感は重い。

Voicyでおなじみの加藤ひろゆき先生が紹介されていたのをきっかけに、「これは読まねば!」と図書館で借りてきた……はい、いきなり反省。

これは“借りる本”じゃない。“手元に置く本”だった。

「生涯現役」と言い切れる覚悟よ…

本の中で、おー!マジか!と思ったのがこの言葉。

「有給休暇は、死んでから嫌というほど取れる」

働き方改革が聞いたら耳をふさぎそうなセリフだけど(笑)、これは“働く=命を燃やす”という気概の表れ。

私も不動産業とはいえ事業主。物件のリフォーム作業で腰砕けになりながら、「あ、俺も中小企業のおやじだ…」と目が覚めた気がした。

「目の前のことを一生懸命やっただけ」

鈴木会長は、先見の明があって時代を読んだカリスマ……と思いきや、ご本人いわく、

「先見の明なんてない。ただ目の前のことに必死だっただけ」

とのこと。

いや、なんかホッとするわ。

築古戸建に雨漏りがあろうが、水道管が折れようが、「今この瞬間を全力で直すのみ!」というスタンス。

それで良いんだ、と背中を押された気分。

俺たちも中小企業のおやじだ!

売上があろうがなかろうが、どれだけ物件を買おうが、俺も「中小企業のおやじ」なんだよな。

この感覚、大事にしたい。

  • 「止まったら負け」
  • 「信じた道を貫け」
  • 「コスト意識を忘れるな」

不動産賃貸業って、キラキラ副業のイメージがあるけど、実態は泥臭い修行。
まさに“中小企業のおやじ道”そのものだ。

というわけで、『俺は中小企業のおやじ』は、心にガツンとくる名言だらけだった。

あとがきの名言集、特に素晴らしいので要チェック。
今回は図書館で借りて読んだけど、手元に置いて、心が折れそうなときに見返したい一冊。
もちろん、ポチった。

さあ、“おやじ道”を突き進もう!

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