毎日のルーティン。
スマホを開いて、メールチェック。
不動産の新着情報にもざっと目を通す。
ふーん、またこの地域か…
はいはい、駅徒歩かなりありますって物件…
と、いつもは軽く流して終わるのが常。
でもね。
今日は違った。
その物件を見た瞬間――
心の中で「おっ?」とつぶやいた自分がいた。
場所は、自宅から車でたった5分。
しかも、この物件、実は前から売りに出ていたことは知っていた。
でも「高っ!」とスルーした過去がある物件だ。
それが、値下がりしていた。
うん、これならアリじゃないか?と思える価格帯。
ようやく現実味を帯びてきた感じがする。これはようやく“買えるかも”と思えるラインだ。
とはいえ、こっちは立派な勤め人。
すぐに電話!と言いたいところだが、ちょうどオンラインの会議中で…。
ようやく電話をかけられたのは、メール受信から約2時間後。
(この2時間が命取りにならないことを祈る…)
日にちは木曜日だった。
だけど内見は日曜日までお預けになってしまった。
理由?聞くまでもない。
金曜は社畜フル稼働。土曜は家族イベントで不動産活動NG。
…サラリーマン大家って、なんて過酷な二足のわらじなんだ。
日曜日、いよいよ現地へ。
ここでしっかり見て、問題なければ買付を入れるつもりだ。
ただし――
ただ、それまでに誰かに買われてしまったら元も子もない!
最大の敵は、日曜日までの“時間”かもしれない…。
ここ最近は、「いい物件」はまさに秒で売れる。
油断したら、「あー、あの物件もう申込み入りました」なんてのは日常茶飯事。
「いいな」と思っても、もたもたしてたら誰かに持ってかれるパターン。まるで恋愛。
もしかしたら今頃、あの物件も他の誰かが内見予約してるかもしれない…。
(…さて、日曜が勝負だ)
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