さて、次はどうしよう。
6号物件はスピード決着だった。
買ってから約3ヶ月で、サクッと工事してサクッと入居申込まで到達。
「お?私、成長した?」と錯覚するほどの快進撃。
しかし油断はできない。
隣にはまだ“1年コースのラスボス”5号物件がいるからだ。
5号物件との戦いは、気づけば1年が経っていた。
「物件」というか、「人生イベント」の一つ。
そんな2つの物件がようやく終盤へと差し掛かった今日。
ふと訪れた静寂の中で、心にぽっかり穴が開いた。
──そうだ、新しい物件を探そう。
ポータルサイトを開くと、運命みたいに現れたのが、
木造アパート・2DK × 4戸の古参選手。
築年数はまあ…昭和の風を全力で感じるタイプ。
そして気になる一文。
「前面道路の持ち分なし」
はい、出た。大家界のミニボス。
融資の担当者が眉をひそめるやつ。
でも、興味が勝つのが大家の性(さが)。
気づけば問い合わせ済み…指が勝手に押した。
(これはもう条件反射。もはやスポーツ。)
ただ、道路問題がある物件は融資が乗りにくい。
これはもう、信金さん・地銀さんとの“相談ガチャ”である。
というわけで、明日はスキマ時間を使って金融機関へGO。
在宅勤務の合間、移動5分でも行く。
昼休みでも行く。
いちおうアポはいただいたので、勝手に行くわけではない。
「前面道路がですね…」
「持ち分がなくてですね…」
「でも建物はまあまあでして…」
などと、できる限り丁寧に説明して、
融資の土俵にのせてもらえるかをヒアリングしてくる予定。
そして内見は週末にセット済み。
これはもう、“現地で感じろ”スタイル。
外壁の色とか、階段のきしみとか、風の匂いとか、
そういう五感で物件を見てしまうと、
脳内リフォーム図面が勝手に描かれ始める。
危険だ。楽しいけど危険だ。
さあ、どうなることやら。
6号のように短期決戦になるのか、
5号のように人生イベント級の戦いが始まるのか。
それとも、融資の女神に秒で門前払いされるのか。
答えは、動いた者にしか分からない。

コメント