ガレージ壁の下地づくりで終わった、夏休み最終日

5号物件

勤め人の夏休みも、とうとう今日でおしまい。
明日からはまた、決められた時間に出社し、決められた時間だけ働いて、決められたお給料をいただく――そう、規則正しい「勤め人ライフ」が再開するわけだ。

……いや、規則正しいっていうより「規則に縛られる」って感じかもしれない。

そんな夏休み最終日、私は海でも山でもなく、なぜか物件のガレージにこもっていた。

今日のテーマは「塗装前の下地づくり」。
石膏ボードの継ぎ目にパテを盛り、むき出しのVFケーブルをモールで隠し、ついでに電気配線も調整。……なんて書くとプロっぽいけれど、実際は「パテを塗ったら手がベタベタ」「モールを切ったら長さ足りない」といった小さな失敗の連続だった。

しかもガレージってやつは、夏場になるとサウナ化する。屋根があるぶん直射日光は避けられるが、それでも暑さはかなりきつかった。

さらに追い打ちをかけるのが、「明日から仕事」という現実。頭の片隅で「明日は早起きか……」なんて考えると、モチベーションもダウン。結果、作業スピードもダウン。完全に負のスパイラルである。

しかも壁が石膏ボードなので湿気に弱そう。
「このままでいいのか?」「防湿シート貼る?」「ケイカル板に張り替える?」と悩みだすと、手は止まり、時間だけが過ぎていく。DIYって、体力よりも“決断力”が試されるときがある。

そんなこんなで、気がつけば夕方。
「よし、今日はここまで!」と強制終了。心の中では「夏休みもここまで!」と二重終了だ。

とりあえず来週末は塗装に進めそう。いや、進みたい。
勤め人としての私は「定時退社できるか?」を気にするけれど、大家としての私は「次の週末で作業が終わるか?」を気にする。立場が変われば、時間の価値も変わるものだ。

夏の終わり、勤め人と大家の狭間で揺れる私。
さて明日からは「勤め人モード」へ。……でも心はすでに、次のガレージ塗装に飛んでいる。

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