今日は現場ミステリー。現場で見つけた謎のゴツいオブジェについて語ろう。
コンセントパネル1つ分の大きさ。見た目はタフなのに、出ているのは細いピンが2本だけ。古いタイプのテレビアンテナジャックだというのはわかった。
で、交換のために取り外そうとしたら……何これ? 普通は同軸ケーブルのまま壁から出すでしょ。なのにわざわざ2端子に戻している。同軸→2端子じゃなくて、その逆ならまだ理解できるのに。これは一体どういう発想なんだ。
まず型番を確認。「W-A70……ない。ググっても出てこない!」
ここで頼れる相棒チャッピーに相談。最近は何でも答えてくれる生成AIなのに、今回はまさかのノーコメント。チャッピーも「情報なし」で返してきた瞬間、なぜか勝った気分になる。昭和の謎に一点勝利。
しかし私は諦めない。画像をチャッピーに送ってみると、数秒後についに真打ち登場。
「同軸ケーブルを途中で分岐/中継し、次の部屋へ信号を送る直列接続用ユニットです」とのこと。
おお、つまり壁の中でスルーして次部屋へ電波をリレーする装置。正面の細い2ピンは昔のテレビへ繋ぐ端子らしい。なるほど、古いブラウン管時代は同軸対応じゃなかったのかもなあ。
で、だ。こんな巨大パネル化する意味あったの? 同軸ケーブルをそのまま壁出しすれば済む話では? 配線で分岐すれば簡単にできるだろうに。昭和の設計者の「見た目と収まり最優先」精神か、それとも当時の規格でこれが正解だったのか。どちらにせよ無駄にでっかくて愛おしい。
現場はいつだって小さな歴史博物館。チャッピーと一緒に謎が一つ解けて、ちょっと得した気分になる。次はどんなレトロ部品が出てくるか楽しみだ!
コメント