7号物件のマル経融資。ようやくOKが出た。
本当に長かった。
確定申告の時期が重なったのが運の尽き。商工会議所が忙しすぎた。担当者へのアポが取れない。相談の予約だけで一苦労。その間に季節はすっかり変わってしまった。
物件の決済からはすでに1ヶ月。実はこの裏で、とんでもない綱渡りを演じていた。
当初あてにしていた信金の融資は、まさかのNG。しかも契約は「融資特約なし」。
特約がない。つまり金が用意できなければ即、違約金。手付金没収。下手をすれば損害賠償。
目の前が真っ暗になった。絶望の二文字が脳内を支配する。
そこからが地獄の資金集め。恥も外聞も捨てて現金をかき集めた。
銀行口座を片っ端からひっくり返す。そしてついに、禁断の果実に手をかけた。
新NISAの取り崩し。
老後の積立。非課税枠の恩恵。そんな正論を言っている余裕は一ミリもない。
震える手で売却ボタンを押した。必死で現金をひねり出した。
あの時の焦燥感。胃を雑巾のように絞られる感覚。今思い出しても冷や汗が止まらない。
そんな死闘を経て、ようやく届いたマル経の吉報。
まさに地獄に仏。救いの神。提示された条件を確認する。
金利は固定2.4%。
前回の融資は2024年の11月。あの時は固定1.45%だった。
たった1年5ヶ月の間に、金利が1%も跳ね上がった計算。
時代の流れが速すぎる。物価高と金利上昇の波が、投資家の足元まで押し寄せている。
それでも、借りられるだけでありがたい。今の状況で文句を言う奴はバチが当たる。
おまけに、地元自治体の利子補給制度という切り札がある。
借入から2年間は1.0%の補助。これを逃す手はない。
2年間は実質1.4%。前回の1.45%より、むしろ条件が良くなる。
ピンチの後にチャンスあり。首の皮一枚でつながった。
ただ、安心するのはまだ早い。
融資実行、つまり口座に大金が振り込まれるのは4月上旬。あと数週間の辛抱。
それまで私の財布は完全なる砂漠状態。キャッシュはカツカツ。
預金残高は見たこともない低空飛行を続けている。
それなのに、毎月のクレジットカード決済日は容赦なくやってくる。
スマホに届く「振替金額確定」の通知。
見るたびに心臓が跳ねる。画面をタップする指が震える。
なんとかやりくりして、ギリギリのところでやり過ごす。
生きるか死ぬかの瀬戸際。
不動産賃貸業は華やかに見えて、その実は泥臭いサバイバル。
でも、このヒリヒリする感覚。アドレナリンが吹き出す感覚。
これがあるから大家業はやめられない。
崖っぷちに立たされて初めて、自分の底力が試される。
4月になれば、ようやく一息つける。
それまでは、歯を食いしばって生き延びてみせる。
勝負はまだ、終わっていない。

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