ジモティー募集10日間のリアルな手応え

5号物件

すでに過ぎ去ってしまった年末年始。
朝から酒を飲んだ私は、どこに出かけるでもなく、家でパソコンの画面に向き合っていた。

──5号物件の賃貸募集を、ジモティーに投稿するためだ。

仲介会社さんも、同じタイミングでちゃんとポータルサイトに掲載してくれている。
それでも思った。

……自分でも、できる努力はしておこう。

大家業とは、こういう地味な積み重ねの連続だ。
誰も褒めてくれないし、SNS映えもしない。
だが、未来の家賃は、こういうところから生まれる(たぶん)。

というわけで、年末年始のど真ん中にジモティー投稿。
結果はどうだったか。

10日間で、問い合わせ6件。

おお、悪くない。
むしろ、チャレンジ物件の5号物件にしては上出来だ。

……と、思ったのも束の間。

この6件のうち、2件がすでにアカウント停止になっていた。

え?
もう?

しかもこの2件、
・どちらも女性アカウント
・取引実績ゼロ
・問い合わせは1番手、2番手
・そして「ジモティー以外でやり取りしたい」と言ってくる

──はい、怪しさ満点。

正直、背中がゾワっとした。
「ジモティー品質」と言うとジモティーには失礼かもしれないが、
参入障壁が低い分、いろんな人がいるのは事実だ。

だから私は、こう判断した。

「この先は、踏み込まない」

余計なトラブルは、大家業の天敵だ。

残るまともそうな4件については、すべて仲介会社さんへバトンタッチした。
正確には、ジモティーの問い合わせ者に
「〇〇不動産さんに直接連絡してくださいね」
と伝えた。

内見案内。
保証会社。
契約書類。

サラリーマン大家だし、この辺はプロに任せる。
餅は餅屋。
大家は、裏方でいい。

さて。
果たしてこの先、内見は入るのか。
申込は出るのか。
それとも、また静寂の時間が続くのか。

でもいい。
できることはやった。
あとは、静かに待つだけだ。

──5号物件よ。
長かったな。そろそろ、旅立とうか。

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