ごみ捨て、4往復。
これ、引っ越しでも大掃除でもない。
5号物件の廃材処分という、地味だけど確実に前に進む大家作業だ。
まず最初に言っておくと、新品を捨てたわけじゃない。
そんなことをしたら、さすがに夜眠れない。
今回処分したのは、5号物件のリフォームで役目を終えた廃材たち。
襖だったり、その木枠だったり、解体の過程で出てきた木材だ。
DIY大家をやっていると、こういう「捨て時問題」が必ずやってくる。
取っておけば何かに使える気がする。
でも気づくと、1年、2年と物置の主になっている。
今回は腹をくくった。
自治体ルールを確認すると、
木材は50cm以下にカットすれば一般ゴミで回収OK。
――よし、切ろう。
週末、現場スタート。
のこぎりを出し、さらに丸ノコも投入。
もはやゴミ捨てというより、普通に作業だ。
のこぎりで慎重に切るところもあれば、
丸ノコで一気にいくところもある。
50cm、また50cm。
だんだん感覚がズレてきて、「これ何cmだっけ?」と独り言が増える。
襖をバラしていると、
昔の家の作りがよく分かる。
「そりゃ歪むよな」とか、
「これは当時の大工さん、苦労しただろうな」とか、
いらない想像まで始まる。
切って、揃えて、束ねて、紐で縛る。
作業は地味。
収益は生まれない。
誰にも見られていない。
でも、不思議と嫌いじゃない。
そして迎えたゴミ出し当日。
1往復目、意外と重い。
2往復目、腕にじわっと効いてくる。
3往復目、近所の人と目が合って、軽く会釈。
完全に「何かを搬出している人」だ。
4往復目、もう無心。
ゴミ置き場にきれいに並んだ廃材の束を見て、
ちょっとした達成感があった。
派手なDIYもいい。
利回り計算も大事。
でも、こういう後始末をちゃんとやるのも、大家の仕事だと思う。

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