内見して撃沈!20%引きも厳しいと言われた日

不動産投資

気になる物件が、またポータルサイトに姿を見せていた。
気づけばクリック、気づけばお気に入り保存、そして気づけば内見依頼──はい、“気になったらとりあえず行く”タイプの私である。

築40年ほどの戸建。
……また戸建だ。
「そろそろ違うジャンルも見ようよ?」と自分にツッコミを入れながらも、気になったらもう止まらない。物件との出会いは勢いがすべてだ。

今回の物件、駅近というのが非常に魅力的。
入居付けは強い。
駐車場はないけど、近隣に月極があるので、そこはクリア。

ただし──前面道路。
細いってレベルじゃない。
車が入らない。
完全に“徒歩専用モード”である。

もちろん、セットバックすれば再建築可能とのことで法的には問題ない。
ただ、リフォームする私の視点から見ると、
車が入らない=資材運搬が全部手作業
この一点が、なかなか重たくのしかかる。

内装は写真の段階でもくたびれていたが、実物はそのさらに上を行っていた。
和室だらけで、畳はざっくり20枚は処分コース。
その畳を車に積めない前面道路のことを思うと、もう軽トラどころかリヤカーでの畳運びが脳裏に浮かぶ。
これはなかなかの修行だ。

この物件は自分でリフォームする前提。
壁、床、建具、すべて自分の腕の見せどころになる。
ただ、車が入らないというのは、材料を運ぶにもゴミを出すにも“いつもよりワンランク上の労働”を意味する。
この難易度は無視できない。

そして価格。
ちと高い。
このコンディションなら、もう少し買付しやすい値段であってほしい。

そこで私は、頼れる相棒チャッピー(ChatGPT)を召喚。
深夜までチャッピーとシミュレーションを繰り返し、買付ラインを決定。
もはや二人三脚というか、チャッピーがいなかったら家賃計算で迷子になっていただろう。

現地での大きな懸念だった「傾き」と「雨漏り」はクリア。
2階で水準器を当てても問題なし。
雨漏り跡もない。
これは“手をかければ蘇るタイプのボロ”と判断。

そこで、内装のくたびれ具合+車が入らないという超重要ポイントを理由に買付金額の相談をした。
こちらの希望はズバッと30%引き。

結果は……
「30%は厳しいです」
「20%引きでもどうでしょうか…」

うーん、これは踏ん切りがつかない。
転進かな。
でも次の物件がすぐ出る保証もない。

というわけで、今回の物件は
「候補に残すけど積極的には行かない」
という絶妙な立ち位置に配置。

物件ハンティングは今日も続く。

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