6号物件の清掃をお願いした。
依頼先は、いつもお世話になっている地域活動の団体さん。プロの清掃会社というわけではないけれど、地域で働く場を必要としている人たちが参加している非営利のグループだ。
この団体さんとのお付き合いは2号物件から。あのときは築古ならではのホコリと格闘していて、「これは自分ひとりじゃ無理だ…」と白旗を上げたのがきっかけ。以来、物件が増えるたびにお願いしてきた。
私が直接顔を合わせるのは代表の方だけ。そこから先はスムーズで、やり取りもシンプル。だからこそ逆に依頼しやすい。しかも本業の勤め人仕事をしている平日に作業してもらえるので、効率がいい。気づいたら現場がピカピカになっている。大家としては本当に助かる。
お願いしているのは清掃だけではない。場合によっては、簡単で単純なリフォーム作業を頼むこともある。例えばちょっとした片付けや備品の取り付けなど。そうした「大掛かりではないけれど手間のかかる作業」を担ってもらえるのは、本当にありがたい。
ただ今回は清掃のみ。それでも、床や窓が見違えるほどきれいになって、部屋全体が一段明るくなった。窓からの光が床に反射して、「次の入居者さん、どうぞ!」と物件自身が胸を張っているように見える。
大家業をやりながら、こうして地域活動の一端に関われるのも悪くない。物件を通じたご縁に感謝しつつ、これからもこういう小さな循環を大切にしていきたい。
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