決済からわずか3日での入居募集は、私史上最速記録。
クロスやエアコンは本日入荷したばかり。
「いや、早すぎない?」と自分でツッコミつつも、ここはスピード重視で攻める。
この日も朝から現場入りして、ひとり黙々とリフォーム作業。
雨音をBGMに電気工事をしていると、外から車の音。
来たな、仲介チーム!
玄関を開けると、スーツ姿の女性2名が傘をたたみながら登場。
作業着+手袋姿の私は「お待たせしました!」と声をかけられ、
「いえいえ、作業しながら待ってました!」と答える。
完全に“現場の主”になった気分だ。
室内を案内すると、
「今回は大きく直す必要はなさそうですね」と言われてホッ。
ただし「ここは仕上げた方がいいですね」「この部分、入居者さん喜びますよ」と的確なアドバイスも飛んでくる。
はい、やることリストに即追加。
「ここ、もうちょいですねー」
「そうなんです、あと1ヶ月以内に仕上げます!」
職人顔負けの納期宣言をかますと、2人そろって「おおー!」と笑顔。
その瞬間、DIY大家のエンジンがさらに回り始める。
2人はカメラでパシャパシャ撮影しながら、私と募集条件を詰めていく。
私は「まずは強気家賃でいきたいです。リフォームと並行して進め、反応が悪ければ調整します」と宣言。
──そう、今回は攻めるのだ。
6号物件は築古だが、立地はまずまず。
駐車場が1台しかないのは惜しいが、閑静な住宅街。
「ちょっと高いかな…」と弱気な私がささやくが、
もう一人の投資家モードの私が背中を押す。
「大丈夫、ここは攻める局面だ!」
作戦は“同時進行”。
完成を待ってから募集するのではなく、先に広告を出す。
問い合わせが入れば「今ちょうど仕上げ中です!」と案内。
リフォーム完了と同時に入居決定、空室期間ゼロ──
想像しただけでキャッシュフローが加速する音が聞こえる。
打ち合わせが終わり、
「では募集スタートしますね!」と2人がにっこり。
その瞬間、雨音がファンファーレに聞こえた。
よし、6号物件、いよいよ本番開始。
明日はクロス貼り、そして独立洗面台の撤去。
筋肉痛必至だが、ワクワクしかしない。
私史上最速のスピードで、入居まで駆け抜けるぞ!
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