大家仲間と回る6号物件ツアー

6号物件

先輩大家の夢さん、そしてそのご友人・Mさん(仮名)。
大家仲間のお二人に、ついに6号物件を見ていただく日がやってきた。

なぜわざわざ見てもらうのか?
すでに入居申込みは入っている。
「もう勝ち確じゃん」と思うけど、ちょっと違う。
この“決まった後に見てほしい欲”——
大家にしか分からないこの承認欲求、伝われ…!

ドキドキしながら玄関を開ける。
すると夢さんからの第一声。

「これはいいねー」

ヨシッ!!
(心の中でガッツポーズしてたのは内緒)

そりゃそうだ。
この物件、満額買付だったけど、強気家賃で決まったおかげで利回り20%に手が届く見込み。
しかも手直しはそれほど多くない。
買って、軽く整えて、はい募集!
これぞ“理想のサクッと物件”。

「よく仕入れたねぇ〜」
夢さんのお言葉が、私の心に深く染み渡る。
特約なしの買付という、己を追い込む修行僧スタイルで挑んだあの日。
あの勇気は、未来の自分を救っていたのだ…!

そして次の目的地はもちろん5号物件。
こちらは真逆。手間のデパート。
あの頃はまだ若かった……(1年前)

夢さんには、
「これ、住めるの? 大丈夫?」
と一瞬よぎったあのビフォー状態を見てもらっていた。

だからこそ、劇的ビフォーアフターの評価は厳しめ…と思いきや、

夢さん「よくここまでやり切ったねー! これなら入居つくよ!」

尊い。
もうそのまま額に入れて飾りたいレベルの言葉。
心に刺さるどころか、完全に宿った。

なんとか5号入居を決めたい。
トタン屋根も汲み取りトイレも、網戸も戸車も、ぜんぶ頑張ったじゃない。
報われてくれ、5号。頼むから(祈)

そんなわけで、休日の午後は
不動産賃貸業界の仲間と、濃密すぎるフィールドワーク。

物件巡りして、褒めてもらって、相談して、褒めてもらって、
最後にまた褒めてもらう——

最高のサイクル。

この1日、家賃が入金された日くらい嬉しかった。
(いや、それ以上…か?)

やっぱり大家仲間と過ごす時間は、
孤独なDIY戦士の心を癒やすビタミンC。

次の物件も探そう。
また褒めてもらえるような、そんな物件を。

あの勇気は、未来の自分を救っていたのだ…!

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