今日は、私の不動産人生に新しいページが加わった日。
そう、先週買付を入れた6号物件になる築古戸建の契約書類にサインしてきたのである。
あいにく…いや、あえて言おう。見事なまでの土砂降りだった。
駐車場から仲介会社までの道のりは、雨音がBGMのよう。「今日は何かドラマが起きそうだ」と勝手に盛り上がる私。
今回お世話になったのは、初めて取引する仲介会社。
担当してくださったのは、きびきびした所作とやわらかい笑顔をあわせ持つ女性の方だった。
しかも日曜対応OKという、働き方改革の波を軽くかわすプロ魂。
机の上に並べられた契約書類は、これまでで一番丁寧に準備されていた。
ページの順番も完璧、サインすべき箇所の案内も美しい。
不動産取引としては“小ぶり”な築古戸建だが、この丁寧さを前にすると、「うちの物件ごときに、ここまで手を…」と、逆に恐縮してしまう。
売主様は遠方のため、本日は不参加。
私は黙々とサインを重ね、契約手続きは終了。
あとは売主様がサインを終えたら、手付金を支払う――そういう段取りだ。
…で、その手付金なのだが。
キャッシュが、カツカツ。水筒の水も底をつく寸前だ。
口座残高を見ても、砂漠にオアシスは見当たらない。
今回は特約なし。つまり「融資ダメでした~」で逃げる道はない。
引き渡しまでに融資を取り付ける必要がある。
来週月曜、勤め人の夏休みを使って金融機関をはしごする予定だ。(火曜からは帰省することになったので、チャンスはこの1日しかない)
大雨より冷たい金融機関の空気に触れることになるのか、それとも温かく迎えられるのか…。
不動産投資はリスクを取らなければリターンは得られない。
頭ではわかっている。
でも、雨音BGMで車を運転しながら、心の中の小さな私がつぶやくのだ。
「おい、大丈夫か? 本当に大丈夫なのか、俺?」
さて、この6号物件は無事わが軍に編入されるのか。
金融機関巡礼編はまた後日…。
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