不動産投資をしていると、時々「これは現代日本なのか?」と思う物件に出会う。
今回の5号物件も、なかなかのクセ者だった。
何がクセ者かって?
トイレだ。
そう、今どき珍しい汲み取り式トイレだったのだ。
浄化槽? いやいや3桁万円はムリ!
さすがにこれを放置して客付けするのは難しい。でも、浄化槽を設置するとなると軽く3桁万円コース。
「うーん…さすがにこれは重いな…」
電卓を叩きまくったが、どう考えても投資効率が悪すぎる。
というわけで、即・浄化槽プランは却下。
じゃあどうする?
汲み取り式だけど洋式便座化するという選択肢にたどり着いた。
最近は汲み取り式用の洋式便座も進化していて、洗浄が自分でできるタイプもある。これなら見た目も今風で、入居者さんの抵抗感もかなり減らせるだろう。
和式トイレとの闘い
思い返せば2月。
寒風吹きすさぶ中、和式トイレの解体作業を始めたのだった。
床を剥がし、配管をいじり、コツコツ下地を作り…
途中で臭気パイプが根元から折れていることに気づき、パイプごと作り直す羽目になった。
そんなこんなで、少しずつ作業を進めた。
電気工事も自分で行い、壁の下地も組み直し、クロスもクッションフロアも貼った。正直、途中で何度「業者に頼めばよかった…」と思ったことか。
だが、ここで諦めたら不動産投資ブロガーの名が廃る。
いざ便器設置!
そして先日、ついに便器本体の設置作業へ。
・水平チェックOK
・ボルト固定OK
・シーリングもバッチリ
最後は緊張の試し流し。
水がスーッと流れていく。
水漏れもなし!
よっしゃあああ!!!
設置完了。
見た目は完全に今風の洋式トイレだけど、中身はちゃんと汲み取り式。バキューム業者さんとの契約も進めれば、晴れて入居者募集に出せる状態になった。



トイレ一つで学べることは多い
今回、人生初のトイレ設置作業を終えて思った。
「不動産投資って、知識だけじゃなくて、本当に実技も鍛えられるな…」
汲み取り式だろうが和式だろうが、工夫と根性で乗り越えられるのが戸建て投資の面白さ。
これでまたDIYスキルが一段階レベルアップした気がする。
コメント